山本和生 作曲
「 風の語らい 」

①プレリュード
 風が爽やかに通り抜ける様子、舞い上がる様子、絡み合う様子等を表現しています。 ピアノが奏でる16分音符のパッセージに乗りながら、フルートはそれぞれの流れを語っています。 フルート2本とピアノで、和音の移ろいを楽しんで演奏できる曲です。
②輪舞(ロンド)
 4分の2拍子の軽やかで楽しい雰囲気を持った曲です。ステップを揃えて踊るが如く、 奏者3人の息を合わせて「風のダンス」を表現できる曲になっています。
③汐風
 海から陸へと吹き込む風は、時に激しさを携えていることがあります。 勢いよくDuoで進んでいく部分からスタート。想いを秘めながら静かに絡み合う部分へと進み、 更にエネルギーを持ってエンディングに向かっていく。
勢いのある風を表現した曲です。

楽 譜「Ⅰ プレリュード」

楽 譜「Ⅱ 輪舞(ロンド)」

楽 譜「Ⅲ 汐風」

The performance is
 Ikeda Keiko & Sekine Masahiro (Flute)
 Takahashi Serica (Piano).

フルート二重奏用の
楽譜サンプルはこちら

「フルート二重奏版」

[作曲家] 山本和生氏メッセージより抜粋

風は音楽と同じように流れて、私たちをさまざまな場所へ、感情へ誘います。
２本のフルートは何を語らいながら、どこへ行くのでしょうか。
楽曲を通して、ひとりひとりの中にある物語を想像してみたり、 それをもとに演奏の表現を考えてみる、そのような機会になれば幸いです。

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